「注文住宅にするか賃貸にするかどっちがいいんだろう?」
「これから先の人生を考えたら注文住宅がいいのかな?」
この記事に訪れたあなたは、そう思っていないでしょうか。
20代後半から30代にかけて結婚や子供ができ、今後住む家を購入するのか、注文住宅で家を建てるのか、それとも賃貸で住み続けるのか、大きな買い物だからこそ迷うはず。
注文住宅が良いって人もいれば、賃貸で住み続けた方がいいという人もいるでしょう。人によって意見はバラバラ。だからこそ迷ってしまいます。
そこで今回は持ち家となる注文住宅と賃貸の5つの違いについて解説。客観的に持ち家と賃貸の違いを解説していくので、ひとつの参考にしてみてください。
また実際に賃貸住宅に住む人の口コミ評判も紹介していきます。
持ち家注文住宅と賃貸の違い5選
さっそくですが、持ち家注文住宅と賃貸の違い5つを見ていきましょう。
- 初期費用の違い
- 居住性の違い
- 資産性の違い
- 税金の違い
- 団体信用生命保険の違い
上記5つについて、それぞれわかりやすく解説していきます。
1.初期費用の違い
注文住宅と賃貸の違い1つ目は、初期費用です。まず賃貸の初期費用は家賃の約4倍程度と言われています。一方注文住宅では建てる家の費用によって異なりますが、購入価格の1〜2割程度の頭金(自己資金)が必要とされています。
例えば、3000万円の注文住宅を建てるとすると、だいだい300万円前後の初期費用が必要になります。
仮に2LDKで12万円の賃貸住宅に住むとなると、初期費用は約50〜60万円前後。そのため、注文住宅を購入するよりも、圧倒的に安く賃貸住宅に住めます。
したがって注文住宅と賃貸住宅では初期費用が大きく違うことを覚えておきましょう。
2.居住性の違い
2つ目に居住性の違いです。注文住宅を建てる場合であれば、自分が住みやすい間取りにしたり、太陽光発電のシステムや床暖房、デザイン性など自由にカスタマイズが可能です。
しかし賃貸住宅の場合は決められた間取り、デザイン、設備になります。また住みやすいように賃貸住宅を変更することはできません。
上記のように入居後の居住性や利便性を変えられないのも、注文住宅と賃貸住宅の大きな違いでしょう。
3.資産性の違い
3つ目は資産性の違いです。注文住宅は土地を購入しそこに建物を建てるため、資産になると言われています。しかし賃貸住宅はオーナーが物件を保有しているため、あなたの資産にはなりません。
毎月家賃を10万円払うとしても、注文住宅の場合はあなたの資産を購入した返済として10万円を支払いますが、賃貸の場合は他人が保有している資産に対して支払います。
したがって、同じ金額を払っていたとしても資産性があるかないかの違いがあります。
4.税金の違い
4つ目は税金の違いです。持ち家を購入すると固定資産税がかかります。また家を購入するときにも不動産所得税が発生する場合もあります。一方で賃貸住宅の場合は一切の税金が発生しません。
固定資産税は東京都の場合だと毎年1月1日時点で土地を保有している人に対して課税されます。固定資産税について詳しく知りたい人は、以下の東京都主税局や各都道府県の主税局の情報を参考にしてください。
注文住宅を検討している人は、固定資産税や不動産所得税がかかることを予め理解しておきましょう。
5.団体信用生命保険の違い
5つ目の違いは、団体信用生命保険の加入があるかないかの違いです。賃貸住宅の場合、必要な生命保険の加入はありません。しかし、注文住宅を建てる際の住宅のローンの契約には、団体信用生命保険が付きます。
この団体信用生命保険とは、住宅ローンの返済中に万が一、病気や事故で死亡または高度障害状態になってしまったときでも、保険金でローンの残りが弁済できる保険です。
家族からすると、夫が住宅を購入し不慮の事故などを起こしても保険金でまかなえるため、奥さんや子供が露頭に迷ってしまうことがありません。
したがってこの団体信用生命保険に加入するかどうかの違いがあります。
賃貸住宅のメリット
注文住宅と賃貸住宅の違いが理解できたところでここからは賃貸住宅のメリットについて理解しておきましょう。
賃貸住宅のメリットは以下の4つです。
- 初期費用が低い
- すぐに引っ越しができる
- 固定資産税などの負担がない
- 管理、修繕などは他人に任せられる
大きなメリットとしては注文住宅に比べ初期費用を低く抑えられ、不便なことがあったらすぐに引っ越せるのが魅力でしょう。注文住宅であれば、原則同じ家にずっと住み続けることになります。
しかし、賃貸であれば契約期間などを覗いてすぐに引っ越しができるので、住環境を変えられるのがメリットです。
また固定資産税などの税金がかからないので、無駄な出費を極力押さえられます。他にも、共有スペースなどは管理会社が行うため、管理、修繕などをあなたがやらなくて済むのもメリットと言えるでしょう。
賃貸住宅のデメリット
次に賃貸住宅のデメリットを見ていきましょう。デメリットは以下の4つです。
- ファミリー向けのマンションやアパートが少ない
- 好きにカスタマイズできない
- 住宅ローンよりもやや割高である
- 資産として残らない
賃貸住宅では特定のマンションに住む人は様々です。ひとり暮らしから同棲、ファミリーなど。家族で住む際によくあるのが近隣トラブルです。深夜に周りの居住者がうるさいなどは付き物です。
ファミリー専用のマンションやアパートがないため、生活のしにくさなどがデメリットとして考えられるでしょう。また、住みにくいからといって好きに間取りを変えるやカスタマイズするなどのリフォームができません。原状回復が必要なためです。
他にも、場所によっては住宅ローンよりも家賃の支払いの方が続きの支払う金額が異なりますし、資産としても残りません。
賃貸住宅に対する口コミ評判3選
ここからは実際に賃貸住宅に住んでいる人の口コミ評判を見ていきましょう。以下の3つをピックアップしました。
- 賃貸住宅だと支出のパランスをすぐに変えることができるのがメリット
- 失敗によって自殺を考えたり、破産を考えたりするような人はいない
- 賃貸住宅だと色々制約があり子供に自由奔放に遊んでいいよとは言えない
それぞれの口コミ評判を見ていきましょう。
賃貸住宅だと支出のパランスをすぐに変えることができるのがメリット
賃貸住宅だと支出のパランスをすぐに変えることができるのがメリットとして大きい。収入に対して固定費が大きくなってきたら最悪家賃の安い所に引っ越ししたら固定費を削減することは十分可能。基本的に家賃は収入の3分の1以下に抑えておかないと不測の事態に備えれない。
引用元:Twitter(@yousuke4067)
子供ができ今後の支出を考えると、賃貸住宅の支出バランスをすぐに切り替えることはメリットと捉えている口コミです。家賃を3分の1以下に抑えるために賃貸住宅の方がいいといった意見です。
仕事もプライベートも今後の人生何が起こるかわかりません。そのため、一概に注文住宅で新築を建てることが正解というわけではありません。あなたと家族のライフプランを考えた上で、判断できるといいでしょう。
失敗によって自殺を考えたり、破産を考えたりするような人はいない
賃貸住宅にもデメリットは沢山あるが、失敗によって自殺を考えたり、破産を考えたりするような人はいない。ここが持家とは大きく異なるところ。資金繰り、物件の質、隣人トラブルなど、持家は失敗すると「致命傷」になる。
引用元:Twitter(@mansion_Gmen)
賃貸住宅にもデメリットはあります。しかし、賃貸住宅であれば資金繰りや物件、隣人とのトラブルなどが起こった場合でも引っ越しをすれば解決ができます。
ただし注文住宅であれば解決できない悩みに繋がります。そのため、賃貸住宅でも注文住宅でも一概にどっちがいいとは判断できないでしょう。
注文住宅を建てるのであれば、土地の理解、近隣の理解を踏まえた上で土地や建物を検討するのがおすすめです。
賃貸住宅だと色々制約があり子供に自由奔放に遊んでいいよとは言えない
持ち家買っても買った瞬間から価値が2割減 持ち家を入手するデメリットもたくさん有ります。 決め手は、子供が巣立つまでの子育て期をより充実した物にしたかったからです。 賃貸住宅だと色々制約があり子供に自由奔放に遊んでいいよとは言えないです。 なので夫婦で戸建てを建てる事にしました。
引用元:Twitter(@nocoto7716)
夫婦ふたり生活であれば持ち家に対してはいらなかったが、子供ができたことで子育てを考え持ち家を購入。資産価値に関しては2割減になるとのことなので、持ち家のデメリットもあります。
ただし賃貸住宅だと色々成約があるので、子育てがある場合には注文住宅を検討してみるといいでしょう。
賃貸住宅を借りる上での注意点3選
賃貸住宅の口コミ評判を踏まえた上で、賃貸住宅にもデメリットがあるのは理解できたことでしょう。そこで賃貸住宅を借りる上での注意点を3つご紹介します。
- 周辺環境を確認する
- 部屋の作りを確認する
- 築年数を確認する
上記3つについてわかりやすく解説していきます。
周辺環境を確認する
1つ目は周辺環境を事前に確認しておくことです。賃貸住宅をみるときに必ずチェックするのは、コンセントの位置や間取り、日当たり、水回りなどの物件内部でしょう。
しかし生活をしていく上では周辺にどんな施設や設備、環境が整っているのかをチェックしておくことも大事です。
最寄りのスーパーまでの距離や大通り沿いなのか、昼と夜の街の雰囲気など事前に確認しておくことで、住みやすさも変わります。そのため、部屋の情報以外にも周辺環境を調べておくようにしましょう。
部屋の作りを確認する
2つ目は、部屋の作りを確認しておくことです。事前に間取り図や平米などは理解できていることでしょう。しかし、防音や日当たり、水回りなどのチェックは内見時にしか確認できません。
周辺の施設がうるさい、近隣がうるさい、日当たりが悪いなどは住んでから生活が大変になります。仕事が終わって家に帰ってもストレスの貯まる生活は嫌でしょう。
そのため、部屋の作りを事前に確認しておくのをおすすめします。
築年数を確認する
最後に3つ目に築年数を確認しておくことです。賃貸住宅を決める際に一番重要視するのは家賃なはず。ただ家賃が安い物件ばかりを探していると築年数が古い物件も多く存在します。
築年数が古いと耐震基準を下回っている可能性があります。日本は常に地震が発生する国です。そのため、耐震基準は非常に重要です。
1981年6月1日以降に建てられた物件かどうかを確認するのがおすすめです。なぜなら耐震工事が住んでいる可能性があるからです。
まとめ
今回は注文住宅と賃貸住宅の違いについて解説してきました。どちらにもメリット・デメリットは存在します。そのため、一概に賃貸住宅がいい、注文住宅がいいというわけではありません。
あなたが今後の人生において、どちらがいいのか、さまざまな意見や情報を踏まえ判断するのがおすすめです。
本記事が注文住宅か賃貸住宅か迷っている人のためになりましたら幸いです。